こんにちは、奏子(かなこ)です。

突然ですが、私の最終学歴は高校中退、いわゆる中卒です。
資格らしい資格も持っていません。
世間一般には、真っ当な就職など絶望的ともいえる経歴です。
そんな私ですが、今は何不自由のない社会生活をしています。
もちろん簡単にできたことではありませんが、少しだけ工夫すれば誰しも可能なことなのです。
もくじ
ニッチなスキルがあれば資格を取る必要はない
いくら人権派が平等を叫んだところで、世の中は競争社会です。
価値がなければ(スキルが低ければ)生き残れません。
逆にオンリーワンの強みがあれば引く手数多で、人員整理に怯えることもなくなります。
ここで気を付けたいのが、オンリーワンの強みは資格とは限らないということ。
大抵の資格は持っているだけでは意味を持ちません。実績を伴ってこそ。
むしろ実績さえあれば、業界にもよりますが資格はあまり関係なかったりもします。
あなたがやりたい仕事をするためにどうしても必要な資格でなければ、費用や労力をかけて取る必要はありません。
それよりも、他の人が見落としているニッチな需要を探しましょう。
そして、それを研究して自分のスキルにしましょう。
その方が資格取得の勉強よりも楽で効果的です。
最初は正社員にこだわらない
いくら早く就職したいと思っていても、その辺にある求人にいきなり応募するのは無謀です。
当然ですが、こちらは学歴なし、資格なし、最初は職歴さえなし、の三重苦。
ハローワークなどに行っても、これらのことを指摘されて落ち込むことになります。
まともな求人の大半に書類選考がありますので、ほとんどの場合面接まで辿り着くことなく落とされます。
寧ろ、いきなり正規採用してもらえる会社には何か裏があると疑ってかかった方が良いくらいです。
採用されて職歴を作ること重視で
なので、最初はとにかく採用されて職歴をつけることを目標にハードルの低い非正規雇用からスタートしましょう。
オススメなのは、パート・アルバイトよりも派遣社員。
「派遣の仕事の賢い選び方」もあわせてお読みください。
大半が職務経歴書のみの提出で学歴を問われない割に、比較的条件の良い求人が出やすいです。
ここで注意したいのは「正社員登用あり」にもこだわらないこと。
これからお伝えするのは、そんな条件など関係なくあなたという人材を必要としてもらう方法です。
不安定な非正規雇用で終わらないために
全くの未経験からスキルを身につけ職歴を充実させるための早道。
それは、できるだけ大手企業を選んで多くの職場を経験すること。
色々な意味でトレンドに乗ることができて経歴も華やぎます。
実際、私は職歴書に有名企業の名前が増えるに従って仕事の選択肢がどんどん増えていきました。
何をしているかわからない会社より、転職する先々で話題になることも多いです。
職種選びと契約期間に注意
職場を渡り歩くうえで、職種には一貫性を持たせましょう。
例えば同じ事務職という括りでも、あるときは総務あるときは経理…などといった感じでは、経歴に一貫性がなくなりアピール力に欠けます。
そして、職場を移るときは必ず新たなスキルを最低ひとつ身につけましょう。
できるだけ早く収入アップ転職ができる状態に持って行き、その目途がついたタイミングで次の職場へ向けて動きます。
但し、必ず契約満了(更新)するタイミングで行うこと。
非正規は有期雇用なので、定められた契約期間を勤め上げて且つステップアップしていれば、転職回数もマイナスにはなりにくいです。
昇進しにくい代わりに、短期間で飛び級するようにキャリアアップしていくイメージです。
マネジメント力は役に立つ
少し慣れてきたら、可能な限りマネジメント(リーダー)を経験しましょう。
リーダー職のポジションは需要が多いことに加え「人を使う」ことができる人材は高く評価されます。
加えて、人に使われるだけの仕事では効率が悪いです。
小さな単位であっても組織全体をコントロールすることで、今後自分の価値を見誤ることを防ぐ意味もあります。
企業に必要とされる状況に持ち込んで正規雇用へ
これらを徹底すれば、無理にひとつの会社に就職などしなくとも充分良い生活を送れると思います。
それでも正社員が良い!という方は、派遣期間終了後の直接雇用を前提とする紹介予定派遣を選択することが多いようですが、これは得策ではありません。
紹介予定派遣のハードルは高い
紹介予定派遣の派遣期間は3ヶ月~最長でも半年で、実質試用期間のある直接雇用と変わりません。
当然、派遣先企業からは選考の段階で通常の派遣社員より厳しい目で見られます。
履歴書の提出も求められますので、学歴なし資格なしの状態ではやはり不利に働きます。
あえて中小企業を狙おう
それまで大手を選んできた転職先を、安定した中小企業にシフトします。
中小企業は大手と比較すると総じて規則が緩い傾向にあり、人材も不足気味です。
そこで、気を利かせ(ると見せかけ)て社員の仕事を積極的に手伝(うと見せかけて仕事を奪)います。
それまで複数の大手企業で経験を積んでいれば、そう難しいことではありません。
ついでに業務改善もしてしまいましょう。あなたの評価はうなぎ上りです。
契約更新を辞退、いざ入社交渉
そのまま何度か契約更新、すっかり定着した頃(1〜3年)を見計らい、ある時何の前触れもなく更新を辞退します。
契約期間のある有期雇用ですから、何らおかしいことではありません。
すると、今更抜けられては困ると入社の打診が来ます。
お願いされて入社する立場になるので、条件交渉でも有利になります。
更に、担当業務を把握しているので入社と同時に立ち位置を確立し、ある程度の裁量権を得ることも可能です。
普通の採用試験経由、まして紹介予定派遣からの入社でこうはいきません。
まとめ
ここまで書いたことを実行した私は、IT企業3社からの打診を受けて内定をいただきました。
それぞれ25歳・30歳・34歳の時で、その間の転職回数は20回を超えています。
(結局、普通の会社員でない道を選んでいますが・・・それは別のお話で)
非正規だった頃に徹底していたことは、就労先の正社員よりも価値のある人材でいること。
「自分でもできる」でなく「自分だからできる」仕事であるというプライドを持てるように。
人より努力するのではなく、少し人と違う事をすることで叶います。
それに見合う報酬も得られ、理不尽な契約解除に怯えることもありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。